血液ドロドロは悪ではない
巷では「血液サラサラ」ばかりが注目され、ドロドロしていることはダメなことだと思わせるようなことばかり言われますが
果たして本当にそうなのでしょうか
血液がサラサラになる、ドロドロになる、これには生活習慣が大きく関わっていますが、自律神経から考えていくと
サラサラ=副交感系が優位
ドロドロ=交感系が優位
という構図が成り立ちます。リラックスしている状態ではサラサラしやすいということです。
逆にストレスがかかり、戦闘モードである交感神経が働くときは自然と血液はドロドロ状態に変わります。あえてドロドロにすることで外のストレスに対応したり、瞬発力を必要とする動きをしやすくしたり、出血を防いだりしているのです。
しかしこの自然にドロドロになる現象を、薬などでわざとサラサラにすることで、余計にドロドロを助長したり、動かなくてはいけない状況なのに行動力が上がらなかったり。という弊害が生まれてきます。
基本的には血液をサラサラにして、酸素運搬を行いやすくし、低酸素状態を作らないことが健康にとっては大切です。ですが過剰にドロドロを避けようとすると自然の摂理から外れ、むしろ悪い面ばかりが出るようになってしまうのです。
なるべく血液はサラサラ状態にしながらも、やるときはやるように働いてくれているドロドロ血液も必要だということを覚えておいて下さい。
秋田県湯沢市 コセキ鍼灸院