ストレッチをする際の注意点
体の柔軟性を高める、筋肉の緊張を取る。などの効果を期待してストレッチをすることは非常に良いことですが
やり方を間違えると柔らかくなるどころか堅くなってしまう場合があります。
ストレッチは、痛いのを無理やり伸ばしていくうちに動く範囲が広がり、柔らかくなるというものですが、あまり無理に伸ばすことは逆効果になります。
筋肉の緊張をほぐす(柔らかくする)という目的でする場合は、あえて痛くない方向、気持ちいい方向にだけストレッチするようにしてみてください。
例えば長座(脚を伸ばして座る)のようにして、手を伸ばし、太ももやふくらはぎを伸ばすストレッチをしていたとします。この時、大抵は左右で行きやすい方、行きにくい方があります。
行きやすく、なおかつ伸びている感じが気持ちいい場合はOKですが、痛いのを無理して伸ばしている場合はやりすぎると体を傷つけます。
行きにくい・痛みがキツイ方は反対に曲げてあげてください。このパターンだと太ももの前側が伸びるようにストレッチをします。もちろんこれも痛い場合は無理にせず、気持ち良く伸ばせる・曲げられ形を取ってください。
出来ればストレッチしている気持ちよさが無くなるまで続け、「反対も同じ様に」する必要は特別ありません。反対はしてみて気持ち良さがあればでOKです。
人間の体は自然と楽な形を取ろうとしているので「無理やり」伸ばそうとすると、その動きをするために別の場所がバランスを取ろうとします。ゆがみや緊張を取ろうとして他の部分がゆがんでしまう怖さもあるのです。
なのでリラックス目的のストレッチをする場合は緊張しない、楽な方に動かす、という意識で行ってみてください。
秋田県湯沢市 コセキ鍼灸院