筋トレと若返りホルモン
よく「適度な運動」が健康に良いと言われますが
なぜ運動が大切なのでしょうか
ひとつは、年を取るごとに「解糖系→ミトコンドリア系」に切り替わるためです。
解糖系とは、糖分(カロリー)を主としたエネルギー変換によって活動をする形です。瞬発力や精子を作る為などに使われ、若いころや激しいスポーツには必要不可欠なシステムです。これは酸素を必要としないシステムで無酸素運動などで使われるエネルギーです。
しかし年と共に瞬発力よりも持久力系のエネルギーが必要になります。その主となるのがミトコンドリア系のエネルギーです。
ミトコンドリア系は有酸素運動に代表される、酸素を必要にしながらエネルギーを生み出す方法です。これは解糖系のような瞬発力はないものの、持久的な動きや内臓をより働かせるために使われています。
このミトコンドリア系をあまり使わないでいると、酸素が嫌いなガンなどの細胞を増やすことになります。そういう意味でも年をとったからでなくても、「適度な(有酸素)運動」はしたほうがいいのです。
もうひとつ、じゃあ筋トレはしない方がいいのか。というと、そうではなく、筋トレの様な無酸素運動もした方が健康には良いです。
単純に筋肉を落とすと生活の運動レベルが下がるという面もありますが、筋肉を鍛えるとその筋肉から若返りホルモンが分泌されるということがあるからでもあります。
筋トレも別にキツーイものでなくても若返りホルモンは分泌されるようなので、軽いスクワットやつま先立ちなどできることから始めてみると良いでしょう。
筋トレや有酸素運動はなによりも続けることで意味を為します。続けられる範囲を意識してみてください。
秋田県湯沢市 コセキ鍼灸院