病気を治す食事
病気にも様々ありますが、特に生活習慣病と言われるものに関しては(当たり前ですが)生活習慣で改善が出来ます
特に当院がオススメ、施術の一部としているのが少食・断食です
■1日3食で病気になる
本来人間は3食も必要としていません。バリバリ動くスポーツ選手やキツイ肉体労働の方でさえ3食(以上)取らない方が健康という面からみれば良いことです。
そもそもなぜ3食取るようになったか。江戸~明治初期くらいまでは日本では2食が当然でした。
そこに今の栄養学であるフォイト栄養学という理論が持ち込まれ、「栄養は取ればとるだけ良い」という形になります。ここには勿論、利権や商売根性が関わっているのは言うまでもありません。
当時は「ありえない」理屈の現代栄養学ですが、これに賛同して商売につなげたのが食品産業や製薬産業です。
つまり1食多く摂取させるようにすれば、食品の売り上げ(消費)が増える。今で言う生活習慣病や精神病にかかる人が増えるからクスリが売れる。という思惑が絡んでいます。
救急医療が発達しておらず平均寿命が今よりも短かった時代ですが、生活習慣病で亡くなる人はほとんどいなかった、すばらしい食生活を色んな思惑によって捻じ曲げられました。
最初から病気になることは計算されていたとでも言いましょうか。
ドイツには「1日3食のうち2食は自分の為、1食は医者の為」という諺があります。
1935年のアメリカ・コーネル大の論文では、「エサのカロリーを60%にしたネズミは、エサのカロリーを制限しなかったネズミの2倍長生きした」という有名な報告もあります。
食べ物によって差はありますが、消化には12時間ほどかかると言われています。6時間睡眠をしているとしても残り18時間。3食食べてしまうとほとんどが未消化のまま体に残り、体脂肪・内臓脂肪などに変化して、体の中に毒素を溜めこんでしまうことになります。
体内に溜めこまれた毒素を排毒できないままでいると、脳や内臓の機能低下・血流障害・ホルモンバランスなどの乱れを起こす主要因となります。
■少食の効果、効能
・病気や不調を起こしやすい体質を変えられる
・記憶力・頭の回転が速くなる
・糖に依存したエネルギー生産からケトン体メインのエネルギー生産に変化し、アンチエイジングになる
・宿便の排泄が促される
・体内の毒素を排泄する働きを高める
・疲れにくい体、スタミナがつく
・免疫力や遺伝子の活性化が行われる
・自己融解(ガン細胞など悪い細胞を自ら分解したりする)作用が活性化する
などの利点があります。
また、最近多くなっている不妊症や低体温なども効果が証明されており、クスリやムダな医療にかかることが減るという体にも財布にも優しい働きがあります。
「脳の栄養素はブドウ糖だけである。食べる量・糖質を減らすと脳に良くない」
という方々(主に製薬会社や医療利権の息がかかった方々)がいますが、脳はブドウ糖が減ると、体内に蓄えている脂肪やタンパク質をケトン体というエネルギーに変換して利用するようになります。
ので特別問題ありませーん。(もし本当にそうなら少食だった時代に文明が繁栄している理由を教えてほしいものです)
むしろ糖に依存している状態では脳は疲れが出やすく、すぐ甘えるようになることが分かっています。これは甘いものを食べた時に脳内に出る幸せホルモンと呼ばれるものが、甘いものによって一気に分泌され、一種の麻薬・催眠状態に陥ります。
しかし脳は、ケトン体をメインにしたエネルギーの時にも幸せホルモンを分泌しています。つまり外から甘いものを摂取しなくても「幸せ」な気分になることができます。ということです。
■体験してみて
とは言っても一気に「断食」までは難しいのも確かです。
簡単なのは1食減らすだけ。特に朝は、人間の生理サイクルでは解毒・排泄の時間に当たるため出来るなら取らない方が良いと思います。
実際に私も1日1~2食を実践しています。個人的には
・猫アレルギー・花粉症が治った(腸の汚れが落ちやすくなった為)
・昼眠くなるのが極端に減った
・3食食べるとカゼ症状やダルさ・体に力が入りにくい
・体型維持が簡単になった
というのが大きな効果として実感しています。
いきなり完璧にやろうとすると続かないし、ただの苦行になってしまうので、「ご飯を1日1口ずつ減らす」のようにすこーしずつでも良いかと思います。
病気やツライ症状に困っている方はある程度一気に減らさないと効果はあまりないかもしれません。
食事や間食などで食べ過ぎの運動不足による症状が多くみられるので、予防・改善をお金をかけず自分で出来るようになるには手っ取り早い方法です。
ぜひセルフケアとして挑戦してみてください(3日以上の断食は個人では行わないでください。)
秋田県湯沢市 コセキ鍼灸院