腰痛とヘルニア
■ヘルニアは腰痛の原因ではない
腰が痛くて病院に行くとよく言われるのが
「ヘルニアですね」
正式名所:腰椎椎間板ヘルニアって病気ですが
そもそもヘルニアは腰痛の原因で無いことが多いです
クリニックに勤めていた時の裏話ですが、腰の痛みが気になって病院に来られても、ほとんどの方はレントゲン・CT画像上は「異常なし」です。こういう時、病院側は困ってしまいます。
なぜなら、「病名を付けないと処方できない」からです
「原因はよくわからないけど、腰痛いって言ってるし、とりあえずヘルニアってことにしときましょ」
ってことでヘルニアと診断されている方が少なくありません。
腰痛の程度がひどい場合には手術ということも考えられるのがヘルニアですが、当院調べでは
「ヘルニアの手術をした」のに「腰痛は変わらない」方が13人中10人と、考えられない割合でいます
■腰の痛みの原因
ヘルニアもすべり症も脊柱管狭窄症も、意外と腰痛の直接的な原因であることは少ないです。
当院では腰の痛みは「骨盤のゆがみ」を調整する施術をして、上記の様な方たちの腰痛も改善されています
骨盤は上半身を支え、下半身の大本になっている人体の中でも役割の多い、バランスを取るために重要な場所です。
この骨盤(特に仙腸関節とよばれる部位)に、関節の堅さや筋肉・筋膜の異常な張り、ゆがみがあると腰痛が出ることが多いです
こういった「バランス」の崩れがゆがみを引き起こし、周りの血流や神経の流れを悪くして、腰痛を引き起こします
■東洋医学的な考え
東洋医学では「腰は腎の腑」とよばれ、腎とは現在の腎臓・副腎・膀胱・生殖器に大きな関わりがあります
これらの臓器は体内の毒素を排出したり、ホルモンのバランスを整えてくれています。食事面の不摂生が腰痛に繋がることも多いです。
また睡眠や水分の代謝にも関わりが深く、寝不足だったり、水分調節がうまくいかないに時にも腰痛として、体が教えてくれることもあります。
■ヘルニアと言われたら
本当にヘルニアが、腰痛の原因であれば病院の言うとおりにしていれば治るはずですが、そうではない方がたくさんいます。
「この程度の痛みぐらい」と放置していると、体のゆがみ・バランスの崩れから、「本当のヘルニア」や内臓を傷めることになってしまいます
病院でヘルニアと言われ、治療を続けても良くならない方は上記にある様なことが原因かもしれません
長引かせて悪化する前に一度ご相談ください
(秋田県湯沢市 コセキ鍼灸院)